こんにちは!茶道男児です。
先日寺田倉庫G1ビルで開催されている【ゴッホ・アライブ🌻】に行ってきました!
あなたは最近美術展や展覧会などに足を運んでいますか??
私は絵画を鑑賞するのは好きなのですが最近全く行けてませんでした、、、
そのため今回はゴッホの作品については教科書に載っている程の知識しかなかったものの、終始ワクワクしながら楽しんできました。
しかも今回の美術展は、最新のデジタル技術が駆使されており、最近話題の没入感(イマーシブ)が体感できる設計なのも魅力のポイントです!
「没入感」とは、他のことが気にならなくなるほど、ある対象や状況に意識を集中している様です。
最近お台場にできたイマーシブ・フォート東京が話題になっていますね。
総じて大満足のゴッホアライブ展でしたので、行ってみての感想をご紹介します。
それではレッツゴ〜!
開催概要
この記事はこんな人におすすめ!
・ゴッホ初心者さん(教科書に書いてある程度の知識しかない人)
・ゴッホ・アライブ展に興味がある人(内容を簡単に知りたい・予習したい人)
・デジタル×アートに興味がある人
・週末のデート先に困っている人(おまけ)
今回の展示会は全くの初心者でも楽しめる仕掛けが盛りだくさんでしたよ!
なぜ行こうと思ったのか?
まず今回のゴッホ展🌻に行こう!と思った理由について書いてみようと思います。
- ゴッホの作品を見てみたかったから(興味)
- 茶道に活かすアートの感性を養いたいから(学び)
- いつもとは異なるデートを楽しめるから(非日常)
ゴッホの作品を見てみたかったから(興味)
私はこれまでイタリア🇮🇹のウフィツィ美術館やスペイン🇪🇸のソフィア王妃芸術センターなどを訪れましたが、ゴッホの作品には触れたことがありませんでした。
印象派の代表格とも言えるゴッホの作品には以前から興味があり、ひしひしと狙っていました、、、笑
今回世界各地で開かれている展示会がここ東京にもやってくるということだったのでとても楽しみにしていました!
特にゴッホの絵は力強く、時代ごとに移り変わるゴッホの当時の感情が、どのように描写されているのかとても関心がありました!
アートにおいて感情や想いを想像しながら鑑賞するのはとても楽しいです!
茶道に活かすアートの感性を養いたいから(学び)
私は現在月に2回の茶道の稽古をしていますが、先日先生からこんなお言葉をいただきました。
茶道を極めていくためには、歌舞伎や劇、絵画などから表現力を養うことが大切ですよ。
確かに、茶は究極のアートと呼ばれているほど「美術、工芸、詩歌、書画、生け花、着物、
茶室建築、造園、懐石料理、菓子など」様々な要素含まれています。
そのためいろんな芸術作品に触れ、なぜ多くの人を魅了しているかや作者の背景を考察する力は表現者として感性を磨くものであると思います。
今回のゴッホ展はそういった意味でも、これまでとは異なった視点で見て回ることができたと思います。
いつもとは異なるデート体験を楽しめるから
あなたははいつもデートではどこに出かけることが多いですか?
私は上京してきて6年ほど経ちますが、結構行くところ行ったと自負しています笑
他の方がどこに出かけているのかとても気になります笑
私は元々人混みが多いところが苦手で休日の定番デート場所は避けるようにしていますが、
やはり行ったことない場所や未体験はとても気になってしまいます。
そんな中ゴッホ展は期間限定での開催ですし、なんといっても没入感という新体験をできるところがとても魅力でした。
今回没入感を体験するのは初でしたが、本当に五感をフル活用しながら楽しくことができるので新しい芸術の楽しみ方の主流になっていくのではないかと思います。
一緒に行った彼女も西洋美術には興味があり、二人で作品の感想を共有しながら楽しめることも良かったと思います。
やっぱり【初体験】は心が躍りますよね〜!
行ってみて感じたことは?
ここからは実際に行ってみて感じたことや自分なりの考えを共有します!
ゴッホ作品の「ダイナミック×繊細さ」は想像以上!!!
まず率直な感想としては、
絵の迫力がすごい!!!
今回は特に最新デジタル技術も使用されており、最高40台ものHDプロジェクターから映し出されているということもあったのでしょう。
それを加味しても、ゴッホの絵には今でも命が宿っていると感じるほどでした。
ただよく絵を観察してみると、人の細かい毛並みや町の背景は繊細に描かれているのが分かります。
またゴッホは画家としては10年間の活動であったと言われています。
そのたった10年間でここまでの大作を作っているわけですから凄いですよね。
特に後半には4つの時代があったと言われています。
- ①パリ時代(1886年-1888年初頭)
- ②アルル時代(1888年-1889年5月)
- ③サン=レミ時代(1889年5月-1890年5月)
- ④オーヴェル時代(1890年5月-7月)
各時代ごとにゴッホの書いた作品を見ていくことができるのですが、
一つ気づいたことがあります。
それは絵に使われる色味が変化しているということです。
①の時代はどちらかというと暗めの色味が多い印象でしたが、②、③になると明るい色味が増えてきているように感じました。
説明では②と③の初期にかけてゴッホの精神が安定していたとのことだったので、自ずと手に取る色味も明るくなっていたのでしょうか。
ゴッホの幼少期は、癇癪持ちで、両親や家政婦からは兄弟の中でもとりわけ扱いにくい子と見られていたと言う説もあります。
苦労が多かったというゴッホの人生ですが、絵からもその当時の心情が垣間見えるのはとても面白いです。
茶道もお点前一つにその時の心の状態が映し出されると言わまれます。
焦っていては所作も雑になり、心に余裕がなければ相手への配慮も欠落してしまうものです。
【絵画】と【茶道】
表現の仕方は違えど「心の鏡」であることは共通しているとを実感しました。
鑑賞を楽しむためには事前知識があった方がいい
これは言うまでもないことかの知れませんが、改めて強調しておきたいポイントです。
私は今回事前にゴッホについての参考ブログを2つほど読み鑑賞に向かいました。
最初にも述べたように、ゴッホの知識は本当に教科書に載っているレベルでしたので
サラッと重要なトピックについては押さえておきました。
そのため「点」での知識は少し持っている状態だったと思います。
なので実際に鑑賞行うと、事前に押さえた知識のおかげで理解が速く、どの時代のものかを判別することができたと思います。
またさらに鑑賞を進めていくとこれがまた面白いことに気づいたのです。
それは事前に押さえた「点」の知識が、いくつかのキーポイントで結びつき「線」で繋がる瞬間があったのです。
これにはとてもびっくりです!!!
これは事前知識なく臨んでいたら分かり得なかったことだと思います。
これはビジネスではお客様のことを知るという極当たり前のことなのかも知れませんが、
私生活においても改めて「準備」の重要性について実感させられました。
戦において、相手の武将を知らずに出ていくことほどリスクはありません。
受け取り方は十人十色
最後のポイントとしては、全ての物事への捉え方に関する内容になります。
今回彼女と二人でゴッホ展に行き、全く同じ作品を見たにも関わらず見ている視点や感じ方は異なるものでした。
例えばこの絵を見て下さい。
あなたはこの時のゴッホの心情はいかがであると感じ取りますか?
あえて分かりやすく「ポジティブ」or「ネガティブ」で考えてみて下さい。
たったこれだけでも数人で話し合えば議論は分かれること思います・
ちなみに私はこれを見て「ポジティブ」、彼女は「ネガティブ」と捉たようです。
主な視点の違いは下記になります。
- 私:目つきに注目。鋭く前を向いていることから強い意志を感じた。
- 彼女:背景や服に青色が使用されていることに注目。炎の画家ゴッホとは対照的であると感じた。
とても面白いですよね!
たったこれだけでも注目する視点が異なり、感じ取る方向も異なるのです。
この異なる要素は、日常のコミュニケーションで生じるズレにも共通すると思います。
みなさんもお互いの話の前提が異なっていることでうまく伝わっていなかったり、齟齬が起きたりした経験があると思います。
物事に対しての受け取り方は十人十色であること。
この意識を常に持って、相手がどの視点から物事を見ているのかを観察することが重要です!
まとめ
さあいかがだったでしょうか。
アートを見るという体験でも、これだけの発見があったことは自分でも驚きです!
アートを見るということは、作者の心を見ること
人の心を見るということはその人の人生を見るということなのです。
あなたもたくさんのアートに触れて自分なりの感性を磨いてみて下さい!
それではまた次回、達者でな!!!